あのね、やっぱりだめだったの。
いっしょうけんめいおねがいしたんだよ?でもね、ゆるしてもらえなかったの。
いっしょにいられないのはさみしいけど、わたしがまんするから。
わたしがいないからって泣いちゃだめよ。わたしだって泣きたいけど、でも、
イギリスが泣きそうなかおするのみたくないからがまんするの。
つぎはイギリスもいっしょに兄さまのとこにきてね?
わたしだけじゃだめだけど、イギリスがいっしょならだいじょうぶかもしれないよ。
わたしちゃんとイギリスのとこにお泊りしたいって言ったんだよ。
でもねでもね、まだは小さいからお泊りはもう少し大きくなってからにしなさいって。
一生懸命に俺に説明してくれるはとてつもなく可愛かった。
はどうやら俺の家に泊まりたかったらしい。
だからは兄の日本にお願いをしてきたそうだが無理だった、と。
まぁ無理もないだろう。はまだ幼い少女だ。
そんな可愛い一人の妹を他国の家へ泊まらせるなんてとてもできないだろう。
しかしが泊まってくれたらどれだけよかっただろう。
誰にも邪魔されずにの可愛いその顔を眺めることができるのはとてもいいと思う。
「、もうわかったからとりあえず落ち着け。」
「だってねイギリス。兄さまったら一生のおねがいって言ってもだめって!」
「別に今すぐじゃなくても、また今度でいいだろう?」
「イギリスまでそんなこと言うー。」
「俺はいつまでもちゃんとのこと待ってるからそう心配するな。」
「ほんとう?」
「あぁ約束だ。」
そう言ってを抱き上げると嬉しそうに笑った。
きゃぁきゃぁ言いながらはしゃぐを抱えて俺は日本の元へと向かった。
ちいさなおひめさま
20080819(初へた夢がイギリスと幼女ってどういうことでしょうねほんとに。)